2006年 09月 01日
悪魔の車です。 いや。 でした。 8年前の我が愛車の名前。 ランチャデルタHFインテグラーレ16V(写真参照) この車に乗る人物とは、(あくまで僕の主観ですが) 表面上はおとなしそうでありながら、 中身は別物の熱さと激しさ。 かなり、ひそかに見栄っ張り。 カッコ付けてないようで、実は、 カッコ付けたい。 ナルシスト的側面を持ちながらも、 これ見よがしな派手さを一番嫌い、 わかる人に だけ!!! 分かってもらえば十分満足! 性能・スピードだけでなく、形(デザイン)にこだわる。 そんな人物。 30代前半の僕でした。(今は違いますよ) 青かったなー。 この考え方のワケ。 パッと見には、昔のゴルフより小柄の 4ドアハッチバック。 でもよーーーーく見ると、 ブリスターフェンダーがボッコリ出てて、 ボンネットはターボのぶんだけ盛り上がってる。 贅肉の無い見事なデザイン。 室内は、 イタリアの高級自動車メーカーの 名門「ランチャ」らしく、 革張り or アルカンタラのシートや 細部までこだわった内装を持つ 上質な世界。 ランチャデルタは、ラリーマシンです。 WRC(世界ラリー選手権)で戦う為に作られた車。 今の日本車で言う所の、 ランエボとか、インプレッサのような車。 僕は、ホントの世界最速の車はラリーマシンでは無いのか?と 思っています。 その訳は、いろんな条件下(砂利道・アスファルト・サバンナなど)で、 最速を目指すレースだからです。 その中でも、1990年代のラリーシーンで無敵の強さを誇っていたのが ランチャデルタHFインテグラーレだったわけです。 当時のカタログの文句。 「インテグラーレ16Vは全ての旅行をラリーに変えます」 イヤッ それ疲れるでしょうー と突っ込みたくなる文句がマジメにパンフに 書いてあったらしい。 この車の一番すごいところは、 やはり、 ターボによるドッカン加速。 その感覚は、もー ワープですな。 ドラッグとも言う。 200メートル先にいる車に追いつこうと、 アクセルを踏んだ瞬間、 シートに身体がめり込んで 急ブレーキふまないと 追突しそうになる体験を何度あじわったか。(わざと) まばたき厳禁です。 回りの風景が流れる、あの感覚は GT-RのR-33とかR-34を借りて、 こそっと フルアクセルしても 味わえませんでした。 2000CCの16Vツインカムエンジン。 200馬力+きちがい加速のギャレットT3ターボ&4WD。 ただ、 悪魔です。 ちいさな車体に無理矢理デカイエンジンをつんでるため、 ボンネット開けると、手を入れる隙間が無いほど 中身パンパンギューギュー。 整備しにくいったらありゃしない。 だから、 オーバーヒートしやすいし、 タイミングベルトの交換に、エンジン 一々おろさなきゃいけないもんで 整備費が高額になるし、 ボンネット内部が高温になるために、 パイプ類の劣化がはえーはえー! ラジエーターの不良で修理に入れたら、 その下にあった パイプが殆どくさってて全部交換とかいわれたり。 車検のたびに交換パーツが多くて 50万とか言われたり。 ハーハー (ちょっと一息) 大パワーのうえに4WD。 カーブでおもいっきりねばってくれる変わりに、 1年もすれば タイヤはツルツル。 その辺、気にせずに走ってるとパンクします。 パンクすると、アルミホイールがいっちゃって 1本5万+タイヤ台で、 なみだちょちょぎれたり。 あっと言う間に借金の山。 もちろん、 車によって個体差がありますから、 僕が買った車がたまたま 「はずれ」だっただけでしょうけど。 さらに、 エンジンがでかいので、入れる隙間の無いもんで エアコンのコンプレッサーは、軽四並み(8バルブ・16バルブ)。 ほとんど効きません。 夏は汗かきかき走らねばなりません。 これは8V・16Vのみ個体差無し。 しかし、 最高の車でした。 最終的に維持できなくなって売らざる得ない 状況になり手放しました。 この後、 大いなる反省のもとに 人格形成を1からやりなおして 乗った車は、 ゴルフガブリオクラシックだったわけです。 しかも白。 性格は穏やかで、やさしい、癒し系の人に 変わりましたとさ。 (今は違いますけど) そういえば、 こうしてみると、僕は丸目4灯が好きみたいですね。
by taitei39
| 2006-09-01 18:05
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