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通勤だけどセブン

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2006年 04月 11日

高速&峠

ヒィーーーーヤッホーーイ

最近、この言葉を口にしたことがありますか?

私はここ数年ありませんでした。

あるとすれば、8年ほどまえ、RG-γ400で
富士山登山ツーリングに行った時、
ニ合目をぶっ飛ばしたあたりで絶叫して以来、
とんとごぶさたです。


さて、スーパー7高速&峠テストです。
ケータハムスーパー7と、アルファロメオ147GTAの2台。

○門スカイラインまでの、全行程約100キロ。
高速+海岸線+峠。

雲一つない小春日和。

無風状態。(ここが重要な所です)


実験:高速道路のチケットが、スーパー7でつかめるか?

OKです。
楽勝。ホッ!

本線合流後、始めての全開走行。
一気に4速へ
(僕のスーパー7は4速です)

ゴゴゴォーーー!という爆音とともに
車体をふるわせながら加速していきます。

思った以上の風圧ですが、たえられないほどではありません。
バイクで受ける風圧とほぼ同じ。

メーター読み16キロ
(※細かい数字は省略させていただきます)

さあここで1回目

ヒィーーーヤッホーーイ!

スピードどうこうでは無い、頭真っ白の気持ちよさ。
爽快感は、バイクと同等か、ヘルメットが無い分
それ以上。


4速全開で、もうあと2キロほどは
頑張れそうです。
正直、5速が欲しー!
メーターは23キロまで刻んであります。
そこまでは出せん。

風圧で、体はシートにめり込み、
両手でハンドルを持たないと車を制御できません。

ここで、注意点。
高速を走る場合、絶対に眼鏡では無理です。

そう!。ゴーグルの出番です。

すさまじい風圧と、ボディにピシッピシッと飛んでくる小石。
ヘルメットがあっても良いくらい。

帽子なんて普通にかぶっていられません。

しかし、以前高速で乗ってみた、
スズキ刀400(バイク)の方がよっぽど
風の抵抗が少なかった気がします。
さすがハンスムート。

少々、頑張り過ぎだと気づき、アクセルをゆるめたとき
中央車線を同僚FくんのGTAがぶっとんで行きました。

何キロだしとんじゃ〜?

後で聞いた話では、スーパー7の後ろを走ると
フロントガラスにバチン!バチン!と小石が
飛んできていたらしく
「ガラス大丈夫か?」
という心配をしていたらしい…。
みなさん、スーパー7の後ろを走るのはやめましょう。
特にバイクの人は、命にかかわります。

あっと言う間に点になって、
しばらく走るとバス停で待ってくれていました。
彼いわく、22キロ出したらしい。

頭うってます・・・。


40分ばかり高速を走った後、海岸線へ。

気持ちいい潮風。

車高が低いので海はまったく見えません。
壁。
このルートは、スーパー7向きでは無いでしょう。


そして峠へ。

久々なので血は騒ぎますが、そこは大人ですから
ほどほどのスピードで。

凄いです。凄い気持ち良さ。
コーナー1つ1つ。
直線1つ1つが全部


ヒィーーーヤッホーーイ!!
声は出まくります。


ジェットコースターを自分が運転している感じ
とでも言いましょうか…。
車とは全く違う、
ユーノスなどのオープンカーとも違う、
バイクとも違う、
体験したことの無いスピード感。

おー風だ。
おれは風になってるぞー(頭うってます)

視点が地上1メートル。

実際のスピードは大した事は無いとは思いますが
体感スピードはどえらいものがあります。

コーナリングでは、
国産スポーツカーの方が絶対速い。
でも、
「どのくらい踏ん張れるか?」とか
「何キロでコーナーにつっこんだ?」
「ドリドリが決まったよー」
などと考えたりしません。

「そんな瑣末なことは、どーでも良い!」


確かにスーパー7のコーナリングは素晴らしい。
とは言うものの
あと20〜30馬力パワーがあったらな…

ですが、
ロータスの伝統である
「エンジンパワーより足回りが勝っていること」
「最高の車体バランス」

その片鱗を十分感じることができます。
それはつまり
「自分の意のままに車をコントロールできる気持ちよさ」
ということ。

ただ乗っているだけで楽しい。
ただ、運転することが楽しい。
ながめているだけで楽しい。
なめるだけで十分。
そんな車はめったにありません。

つい声が出てしまう車はもっと無いでしょう。
脳みそが真っ白になる車も。

もちろん、7を乗りこなすことは今の僕では無理です。
スーパー7のふところは、やたら深そうな印象。
ゆっくり流す分には乗りやすく、
適度に刺激を与えてくれる。
でもそれ以上の走りを求めるなら
腕を磨かなければ。

スーパー7に「乗っている」では無く、「乗りこなしている」へ…。
若い頃持っていた、車に対するそんな想いが
もう一度よみがえってくるようです。



その後、峠に基地を決めて、数周。

頭ん中真っ白!
ストレスドッカーン!

スーパー7には、峠が一番相性が良いということが
よーくわかりました。



同僚FくんのGTAに試乗。

くらべることは無意味ですが、21世紀の
最先端技術&最高峰のスポーツカーに乗ってみるのも
興味深いことです。

3.2ℓV6 恐る恐るアクセルを踏むと、

「えっ????」

「何?」

「めちゃくちゃ
運転しやすいぞ!」

驚くほど運転しやすく、滑るように走ります。

助手席には乗せてもらったことはあるけど
運転したのは初めて。

まるで、国産ミニバン?(ちょっと言い過ぎですが)
そう思えるほどに快適で運転しやすい。

これなら女性でもぜんぜん平気だー。
初めての人でも全く心配いらない。


しかし、


直線…。

いざアクセルを踏み込むと、

グォッ!

アクセルを思わす戻してしまうほどの加速感。

ゾッ!としました。

まるで、ジキルとハイド。
二重人格の車。

電子制御で、車の荒々しい所を全て消しているらしい。
ボタン1つで荒々しいモードへの切り替え自由。

これが21世紀の車というものでしょう。


さて、

お互いの車を堪能した後、高速道路で帰路につきました。


あまかった。


自然をなめ切っていました。


そこで待っていたのは横風の恐怖。

スーパー7は軽い。(約690キロ)
しかもボディの両サイドは垂直の板。

横風がふくたびハンドルを取られます。
車高が低いくせに風をうけるうける。

しかも寒いーーーーー!

しがみつくようにして
車に伏せていないと吹っ飛んで行きそうです。

こーなると、悲しいかな、そこいらのミニバンにさえ
軽〜く置いて行かれて
さらしもの状態。

「わー何この車?  おっそーい」

ミニバンに乗った微笑ましい家族の声が
聞こえてくるような幻聴が…。
見かけとは逆に、まじでヤバい。(写真参照)

耳はキーン
鼻はツーンと、きな臭〜。

そりゃそうです。
100キロ以上出してるノーヘルライダーと同じ状態ですから、
ゴーグルでも無ければやってられんでしょう。
ヘルメットがあれば、なおうれしい。

行きはヒャッホーーーでも

帰りはヒエーーーーーーです。

疲れました…。

おっと最後に、
料金所OKです。楽勝!だけど死にそう!

すいません。
7での県外出張は無理です。
打ち合わせになりません。
これから身体鍛えます。

しかし、
これだけ楽しめる車なら、雨の日があっても耐えられる。
雨体験の前に行っておいてよかった。

Fくんがこんなパーツを見つけてくれました。
http://www.artweb.gr.jp/Pd/taisaku.htm
あるところにはあるもので、7オーナー達の苦労が伺える
一品です。
僕はどなりこまれるまで付けないことにしますが。

7を買ってから、ご近所がみょ〜です。
いきなり娘に、お土産くれたり。
よそよそしいやら、ナレナレしーやら。

この原稿、家で退社後書いてますから、誤解しないように。

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by taitei39 | 2006-04-11 17:28


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