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通勤だけどセブン

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2008年 07月 24日

医療の現場を見た。

いやーーー
まじ怖かったです。

いろんな意味で。


注(今回はセブンと全く関係ありません)



昨日の昼、

会社で、

コンビニの弁当(カラアゲ弁当)を食べ終わり、
トイレを済ませて、タバコを一服した瞬間、



ズキッ!!



右腹部の背中10センチ内側ぐらいに、
強烈な痛みが走りました。

ぎっくり腰??

いやいや、そんな痛みじゃ無い。(経験済み)

食あたり??

でも背中側だし。症状も違う。(経験済み)

場所的には、肝臓とか腎臓あたり。

いやーな予感も走る。

なんだか、
ドンドン痛みが増して、
その内、脂汗で顔面蒼白。(だったと思う)

今まで経験した事が無い「場所」の、経験した事の無い「痛み」

こりゃー本物?。

意識は飛ぶほどの激痛。
体制変えても、横になっても痛みがおさまらない。


救急車も考えたんですが、
出て来た言葉は、



いっ医者はどこだーーー!




ではなくて、



びっ!病院につれていってくれーー!!




同僚に言うと、

「ぎっくり腰じゃないの?整形外科行ったら?」

などとクールで他人事な反応。

なんとか説明して
ただ事では無い事を理解してもらい
同僚のYくんに
車にのせてもらった。

以前行った事がある
近場の総合病院へ直行。


脂汗が出まくり。


なんとか病院に到着。


がしかし、


驚くべき事に、その病院、
本日休診日。


先生がいないから診察できない!との受付嬢の返事。


激痛はもう、喋る事もできないぐらいに。


しかし、


受付嬢は、
「他の病院を紹介しますから、とにかく今日は無理なんです。」
の一点張り。

とはいえ痛みはますばかり。
なんだか意識も…。

「ここから30分ぐらいの所の病院に電話してみますね。」

そう言って
受付嬢は、他の病院にガンガン電話してる。

しかも、

電話した病院も休診!
さらに次の病院に電話。
そこも休診!
そんなこんなで約10分。
どーしてそんな無駄な時間を使うのか…。


テレビのニュースでやってた、「救急車たらい回し事件」を
アリーナ席で見る気分。


おいおい、
俺はもう、
もう、悶絶しそうだぞーー。
たのむ!
30分も保たないぞ!!



次の瞬間、



つきそってくれた同僚Yくんが
身長180センチ、約90キロの巨漢をゆらしながら一括。


「こんなに苦しんでるのに、他の病院にたらい回しにする気か?!
ここは病院だろ!!!だろーだろーだろー」


大声が、ロビーに響き渡りました。


シーーーン。


受付嬢の表情が代わり、
事務所に飛び込むと
速攻で看護婦が飛び出してきました。


すごいぞ!Yくん!(感動の嵐です)


なんとか診察してもらえる事になりまして、
連れて行かれたのは、内科。

「どうしました?」

めちゃくちゃ落ち着いて対応する先生。

とにかく診察。

を、
しようとする先生ですが
エコーマシン(?)を引っ張り出すのに
またひと仕事。
休診の日っていうのはここまで段取りが悪いのか?
先生はエコーマシンの電源を入れるコンセントを探して
右往左往。

どこかな〜(という話し声が聞こえます)

痛いんですけどーーー!!!!

という僕をしりめに、設置までに2〜3分。

どーにか診察してもらうと、

先生:これはー「石」ですね。
   たぶん「尿管結石」だと思います。
   専門じゃないんで
   わからないけれど。
   エコーの画面に「石」が見えてますよ。


僕:「石ですかーー??尿管結石って、いてててー」


先生:この病気はホントに痛いです。
   しかも、痛みが急に来ますからねー。


という結論。


まーなんとか、麻酔と点滴をしてもらい
30分ほどで痛みも収まりました。
とりあえず日をあらためて
専門の医者に再度見てもらう予約をして
痛み止めの座薬をもらってその場を退出。
(この間、約2時間、苦しかった!)


受付にもどると、
なにやらただならぬ状況。



さっきの受付嬢と、80歳前後のちょっとボケた
じいさんが
押し問答しています。

じじい:頭が割れるようにいたいんじゃー。
    入院させてくれー。

受付嬢:申し訳ないんですが、
    今日は休診日で先生がいないんです。だから
    他の病院をご紹介しますね。

そう言って、さっきの僕の時のように電話を始める。

じじい「わしゃー入院させてくれる所じゃねーと行かんぞ」

受付嬢「でも頭が痛いんですよね。とにかく診察してくれる
    病院を探しますから」

受付嬢はかなりやさしく話すけれど、
じじいは口を開けば「入院、入院」の連呼。
そんな会話が何度も続き、
僕も待たされっぱなしで辟易。

受付嬢:お家の人はいないんですか?
    ここまでどうやって来られました?

じじい:タクシーじゃ!
    ワシャー家には帰らんぞー
    足の踏み場もないからのー


なにやら、

意味不明な会話が…。



惚けたじいさん役のお仕事があるので、

「役づくりの勉強になるなー  リアルだわー」

などと思いながら見ておりますと、


受付嬢:6時半まで見てくれる病院がありました。
    そちらに行かれますか?

じじい:入院させてくれるんか??

受付嬢:それは診察してみないとー

僕の方へこまった目でうったえる受付嬢。
この僕にどうしろと言うのか??



そのうち、

じじい:ほんならもーどこにも行かん!
    この近くにホテルは無いんか?
    ホテルを取ってくれ。

受付嬢:ホテル?ですか?でも頭が痛いんじゃないんですか?

じじい:ホテルでええ。すぐホテルを取ってくれ。


もー
しぶしぶで受付嬢はホテルを紹介し、タクシーを呼んでやり
この恐ろしいじじいをやさしく送り出してあげました。


僕はそのプロフェショナルな受付嬢に少し感動を憶えたのです。


と同時に、気がつきました。


あー

これこそまさに!
今、社会問題になっている、
モンスターペイシェントだーーー!!
(つまり、無理難題を医者に言う患者の事)


最初の対応の冷たさは…。

もしかして、僕もこのじじいと
同じモンスターに見られていたのか??

その可能性は多いにあります。
到底カタギの会社員に見えない男2人が
入って来て、

「とにかく診察しろー!苦しがってるじゃネーカー」

と脅かせば、
どう考えても、

「こいつ、腹部に銃弾をうけているんじゃーないか?」

と疑われても不思議では無い。

可愛い子供とお母さんなら、
即対応してくれたんじゃないだろうか??

ひげ面の僕と、巨漢のYくん。

まさに!

見た目、モンスターペイシェント!

だったわけです。


診察が始まってから、
僕がホントに病気だとわかった
瞬間の看護婦と先生の安堵の表情は、

そえを意味していたのかーー!


だってその後の病院の人たちの対応は、
もー
すばらしくやさしかったワケで…。




今日、

正式に診察を受けました。


がしかし、


決定的な「石」は見つかりませんでした。
(くだけた小さい破片があるかも?と言われましたが…)

手術・入院も覚悟していいたのに…。

その必要も無し。

いつ痛くなるかわからない爆弾をかかえたまま
用心して生きて行くしか無いようです。

看護婦さんに
「一年後、もう一度来てもらえますか?」

と言われてしまった。
ナンダソリワ。


尿管結石の
対処方法は大きく3つ。


1.水を1日2ℓ飲む事。

2.コレステロールの高い食品はあまり食べない事。

3.適度に運動する事。


以上で、尿管結石は避けられるそうです。
単なる成人病予防の決まり文句ですな。


40歳すぎるといろいろヤバい病気にかかり始めます。

この3つに心当たりのある方は
ホントに気をつけましょう。
自分には関係無いよ!と思っていたら
ある日突然やってきますから。

いや〜
健康ってホントに良いもんですね。

by taitei39 | 2008-07-24 15:38


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